第1回 外資系ITコンサルのやりがいとは
プロフィール
小路 竜馬さん

1987年石川県生まれ/都市教養学部経営学系 卒業/
アクセンチュア株式会社/外資系コンサルティングファーム/猫好き

-まず簡単に、現在のご職業について教えてください。

現在の仕事は外資系コンサルティングファームで、金融関連のお客様を相手にIT系のサービスを提供しています。

-続けてお伺いしますが、その会社に入ろうと思ったきっかけを教えてください。

現職に就く前は、新卒でSEの仕事をしていたんですが、もう少しお客さんに近いところで仕事をしたいなと思ったんです。

SEは開発がメインの仕事になるので、ユーザーさんたちと少し距離が離れてしまうんですね。ではなくて実際に開発したシステムやアプリケーションを使用している人に近い立ち位置で仕事をしてみたいなと思って、コンサルティングファームを志しました。

-転職をされていたんですね。実際の転職活動の流れも教えていただけますか?会社に言うタイミングとか気になります。

転職活動は、まずリクナビやdodaなどの転職支援サービスに登録して、キャリアコンサルタントっていうエージェントが就いてくれるので、自分がどういう仕事をしたいとか、今どういう仕事をしているのかを伝えます。

その後そのコンサルタントの人が多数の会社を提案してくれるので、自分がその複数ある会社の中から絞って、職務履歴書を提出して、合格したら面接するという流れですね。

-なるほど。就職活動と転職活動の違いや差などはありましたか?

僕は就職活動よりも転職活動のほうが楽でした。就職活動では、大学生の時に何もしていなかったので、何も話すことがなかったけど、転職活動は社会人になってやってきたこと、やりたいことを書けるし話せるから楽だったかな。転職活動は一か月くらいしかしてないです。

ちなみに、転職活動中は在籍している会社には転職のことなんて何も伝えなくて、転職が決まった時点で上司に報告しましたね。手順としてはそれが一般的?なのかな(笑)

-ありがとうございます。少し気になったのですが、ITやシステムの知識は就職してから身につけることはできるものなのでしょうか?

意外とできますね。レベルによりますけど、日本のエンジニアの人達は、インドとかシリコンバレーで働いているエンジニアの人達と比べたら早い段階からエンジニアと呼ばれます。日本人が日本でシステムエンジニアになるのはそこまでハードルは高くないと思います。

-そうなんですね。知らなかったです!今の会社に入社してみて、考えや対応が変わったことなどはありますか?

ありますね。IT系の業界って勤めている人達って大体同じ言語で話すんですね。

同じ言語というのは?

同じ言語というのは、ITの知識がある前提の上で会話をすることを言っているんですが、コンサルに入って、よりユーザーさん達、ITのことを知らない人達と話す機会が増えたことで、知らない人に話す難しさがありましたね。

自分が言いたいこと、相手に理解してほしいこと、相手が言いたいこと、相手が理解させたいことを練り合わせて、尚且つそれらをより高い速度とペースでやっていかないといけないので。それが転職して変わったことですね。

-確かに。その分野の専門家ではない人に自分の伝えたいことを簡潔に分かりやすく伝えることは容易なことではないですよね。

-では現在の職業のやりがいを教えてください。

やりがいは二つあって、一つ目はシンプルに人から直接的に感謝されたとき、二つ目は実現させるのが難しい仕事が実現できたときで、且つそれは自分だから実現できたなって思えたときですね。

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