就活について教えてください。どういった軸で活動していたのでしょうか。

「法人営業」と「きつい仕事」の2つを就活の軸としていました。

「法人営業」については、私は人と関わることが好きだったので外で働く営業にしようと決めました。また"法人"営業を軸としたのは企業を知りたかったからです。経済学部の授業で"企業"について学ぶ機会が多く自然と興味を持ちました。そんな中、法人営業を担当すれば"企業"に詳しくなれると思い、法人営業ができる会社に絞って就活に取り組みました。

 

「きつい仕事」については、私が所属していたゼミの教授が「君らが働く時代は終身雇用は崩壊している」と話していたことが影響しています。この話は教授が繰り返し話していたので強く印象に残っていました。私自身もその考えに共感し、安定している企業より自分の力を伸ばせそうなきつい仕事ができる企業を探しました。

就活はどのように進めていましたか?

自分の軸と合いそうな企業の説明会に参加しました。かなり説明会には参加していたと思います。1日に2、3件参加したこともありました。その中で、自分の感覚と合いそうな企業を選びました。

就活で苦労したこと、工夫したことはありますか?

最初はテクニックだけで面接を乗り越えようとしていました。ただ、なかなか選考を通過できず苦労しました。途中からなぜ自分は法人営業をやりたいのか、きつい仕事が良いのかと自分の軸を深く掘り下げてしっかりと話せるように準備をしました。その結果、面接も通過しやすくなり内定をいただくことができました。

就職した1社目はどんな感じだったのでしょうか?

自分が望んだ通りかなりきつかったです笑 飛込み営業もやりましたし、1日100件ノルマが課されたりしました。ノルマ達成するまで帰れないなんてことも…(笑)

一番思い出に残っているのは、2002年に日韓W杯が開催されていたときです。当時日本が初のベスト8進出をかけてトルコ戦に望んでいました。世紀の瞬間を見届けるため、日本中が仕事そっちのけでテレビを見ていました。そんな中、私はノルマ達成のため営業を続けていました。飛び込み先で「こんな時期に営業してくるなんて非国民だ!」と罵声を浴びました(笑)今となっては笑い話ですが、そんな辛いことを言われながら、メゲずにノルマ達成のために活動を続けたことは社会人の基礎になっているなと思っています。(笑)

最後に都立大生に向けてアドバイスをお願いします。

ここ1年間は新型コロナウイルス感染症の影響で自由に行動できず、思い通りにいかないことも多々あるかと思います。このように自分一人ではどうしようもできないことはあるものです。そんな時は嘆くのではなく、開き直りも大事だと思います。その環境の中で自分ができることを探し、粘り強く取り組むことが大事だと思います。就活頑張ってください。

 

 

スポンサーリンク