就職活動について

―新卒からコスメの知識をすごく求められたりするんですか

新卒でコスメの知識はまったく問われません。単純に「コスメ大好きです!」といった志望動機はそんなにプラスにならないと思っています。

本人がユーザーとして化粧品が好きかどうかではなくて、世の中でこの化粧品が売れるかどうかという視点をもっていることが大事だと思います。

 

―美容系の会社は女性のイメージが強いですが、職場も華やかなんですか

オフィスは華やかですよ。女性が多いし常にトレンドを追っているので、身なりは気を使っている人が多いかな。ただ、実際の仕事は体力仕事や泥臭いこともありますよ(笑)

職場の女性も綺麗な方が多いですが、性格はみんなさっぱりしていて、まさにキャリアウーマンという感じです。

 

―なるほど…。会社が自分にあうかどうかはどう判断したらいいですか

実際、就活の段階で会える社員はごく一部ですが、会社説明会やOBOG訪問など、知り合いをつたって、たくさんの話を聞いてみてほしいです。組織の風土って本当に会社によって違うなって体感すると思います。

それから私は企業理念や事業計画も見てましたね。今後の事業のビジョンに共感できるかは仕事をしていく上で重要だし、その企業が大切にしていくものが見えるので。

 

ありがとうございます。私は化粧品が好きで、化粧品の仕事に携わりたいと思ってます。ただ、そこからどう業界を広げればいいかわからないのでアドバイスをください。

「化粧品になぜ携わりたいのか。」「何に興味をもっているのか。」「どう働きたいのか。」「それを介して自分は何がやりたいのか。」そういった視点で具体的に落とし込んでいくと、自ずと広がってくるはずです。「ただ好き」ってだけでは仕事はできないですからね。

 

なるほど。会社を選ぶときに規模はみたほうがいいですか。

自分が何を大事にしたいかを考えることが大切だと思います。

組織の中でのキャリアアップや大きな事業に携わることに興味があるなら大企業。一つのプロジェクトに関わる人数も予算額も大きい点にやりがいを感じると思います。

一方、規模の小さい企業だとその分柔軟性が上がります。組織に捉われずにチャレンジングな事業に携われるし、スピード感も早いです。自分の貢献度としてやりがいを感じることもできるのではと思います。

 

―どちらもメリットがあるんですね。ちなみに、インターンはいったほうがいいんでしょうか

インターンは上手く活用してほしいと思っています。就職前に企業の中に入れるのは企業を理解する一番のチャンスなので、本当に興味がある企業に絞ってインターンに行くのは有効だと思います。

ただ、「就活のためにインターン経験は必要か」という問いであれば必須ではないと思います。面接で問われるのは”就活のために活動した経験”ではなく、”その人自身の人となりや思考力”です。インターンに行っていたから有利とは一概には言えないですね。

私個人的には大学生の間にインターンに多くの時間を使うのはもったいないなと思います。これから何十年も働くのに、わざわざ学生のうちから働く必要があるのかと思いますね(笑)。

メリットとして周囲より就活が1歩進んでいるようにみえるので安心感を持てるかもしれませんが、実際長い目で見たら、その1歩の差はほぼ変わらないですよね。

それよりも自由に使える学生の時間をもっと有意義に過ごしてほしい!今しかできないことを!その時間をどう過ごしたかが就活でしっかり話せればそれで十分って思います

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