でも、やりがいがたくさんある反面、辛いこともたくさんありますよ。
仕事で関わる様々な年齢、考え方を持った人たちの考えをまとめることが、一番大変だなと感じます。

僕の会社は平均年齢が一般的な企業より高いということもあり、自分より長く生きている人たちに新しい価値観を伝え、動いてもらうのは同じ会社のメンバーだとしてもとても難しいですね。そこに厚い壁のようなものを日々感じたりします。

心境の変化や今後の展望は?

ー入社当初と現在とで仕事に対する姿勢や考えは変化しましたか?

最初は、自分の売上のノルマを達成することが、楽しみであったりモチベーションだったのですが、色々な地方の現状を見ていく中で、個の力で成果を上げるよりも、自分なりの観点を持ちチームの力を最大化することに興味を持っていくようになりました。昔は自分さえ良ければいいやという営業をしていたのですが、自分がいかにチームの中心となって、チーム全体の底上げをするというところにやりがいを感じてきている部分は自分の心境の中で大きく変わったなと思いますね。

ー山崎さんの今後の展望を教えてください。

最近、AIやIoTなどの言葉をよく耳にするようになりましたよね。NTTはそういった最先端の分野を担っていけるように新たな事業に取り組んでおり、自分はそういった技術を利用して新しい仕組みを作っていきたいと考えています。

よく「AIに仕事が奪われる未来」と言われていますが、実際にNTTの社内では既にそれが始まってきています。少し前までは10人くらいで営業マン2000人の営業実績データを日々データベースに入れ、地域別や年齢別の売り上げ実績を出していました。

しかし現在ではロボットによる自動化を始めることで、その10人の稼働の一部がロボットに置き換わりました。その結果、空いた稼働で別の新しい仕事に取り組むようになった。そういった変化が既に進んできています。

例えばですが、今後そういったロボットに置き換えれる業務はロボットに任せて、人間はよりクリエイティブな、例えば地域の課題を解決するコンサルティングチームとして活動に軸足を置くように変革していき、自分の夢であった地域課題を解決するような新しいビジネスを作っていきたいと思います。

ー今後AIで行う仕事が増えると、新卒の人員は減っていくのでしょうか?

減らないと思います。効率化した分、個人(個性)がより重視されるような世界になってくると思います。そのような人たちの新しい発想が新しいビジネスをどんどんつくっていくと思うので。

就活はそういう観点で見ないほうがいいかもしれないですが、資本力が大きい会社に入っておけばその面では安心かなとは思います。さっき言った新しいことへのチャレンジも寛容ですし。就活生はうちの会社にそんなイメージがないと思ってると思いますが(笑)

僕の会社も「とりあえずやってみろ。」という所があって、例えば、顧客からの改善要望があった時に、社内にはそういったサービスがないという話を上司にしたら、「じゃあベンチャー企業を外部から捕まえてきてやってみて。」ということ言われるようになってきています。

ー自分がこういうことをやりたいと言えば、基本的には何でもやらせてもらえるということですか?

そうですね。その反面、説明しないといけない人も増えるし、難しいこともあります。でもチャレンジには寛容になってきているかなと思います。

僕の会社は通信に関係するものなら何でも一緒に売ることが出来るので、いい意味で他社とは違うかなと思います。

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