セメントとコンクリート、マンションとアパートの違い

pochi
今更ですが、東京都立大学を合格された方おめでとうございます。

トリコネ君
おめでとうだにゃ。
地方から来た学生は今頃物件探しをしているところかにゃ?
僕も探したにゃあ。懐かしいにゃあ。
そういえばその時「マンションとアパートの違いってなんだろう」って思ったけど、明確な違いってあるのかにゃ?

pochi
はい、というわけで今回は東京都立大学/首都大OBで建設会社に勤務するケンちゃんさん(仮名)をお呼びしました。

トリコネ君
こいつ最近他力多いにゃぁ…

コンクリートとセメントの違い

ケンちゃん
本題に入る前に、まずコンクリートとセメントの違いって分かりますか?

トリコネ君
…………

ケンちゃん
簡単に言うと画像の一枚目がコンクリートで二枚目がセメントです。
セメントはコンクリートを作るための具材なんです。
↓コンクリート(イメージ)
↓セメント(イメージ)

トリコネ君
セメントって粉なんだにゃ!!
僕たちが普段目にするのはコンクリートってことだにゃ。
セメントの粉が固まったのがコンクリートってことかにゃ?

ケンちゃん
実はコンクリートの大半は砂利等の砕石と砂で構成されてるんです。これらを一つに固めるためにセメントが使われます。
砂利や砂にセメントと水を混ぜることで水和反応というものが発生して初めは粘土のようになり(これを生コンクリートといいます)、時間が経つにつれ皆さんの見慣れた塊(コンクリート)になるんです。
↑コンクリートの断面(イメージ)

トリコネ君
コンクリート=石+砂+セメント+水ってことだにゃ。
にゃるほど!!コンクリートの上によく小石が転がってるけどそれはコンクリートが剥がれ落ちて砂利が出てきてるってことなんだにゃ!!

ケンちゃん
まぁあと謎の液体も少々入れますがそこは割愛します。では、本題に入ります。

マンションとアパートの違いは?

ケンちゃん
実は明確な決まりがないのです。
物件を扱う企業によって異なりますが、建物の構造によって決めてるところが多いようです。
ちなみに一般的な建物の構造は以下の通りです。
①木造…その名の通り木材で造られた建物。
②軽量鉄骨造…柱などの骨組みに厚さ6mm以下の鉄骨を使用。
③重量鉄骨造…柱などの骨組みに厚さ6mmを超える鉄骨を使用。

トリコネ君
えっ?6mmって薄いにゃ!?
鉄骨ってもっと分厚いイメージだにゃ。

ケンちゃん
鉄骨って中は空洞なんですよ。なので表面は意外と薄いんです。
④鉄筋コンクリート造…柱などの骨組みに「鉄筋に生コンクリートを流し込んで固めたもの」を使用。

ケンちゃん
組み合わせることで、コンクリートの弱点と鉄筋の弱点を補って鉄骨造りより強い建物ができます。
ちなみに鉄骨+鉄筋+コンクリートっていう「鉄骨鉄筋コンクリート造」っていうさらに強力なのもあります。

トリコネ君
強度でいうと木造<軽量鉄骨<重量鉄骨<鉄筋コンクリート<鉄骨鉄筋コンクリートってことかにゃ?

ケンちゃん
そうですね。そして多くの不動産会社は、
木造または軽量鉄骨造の建物→「アパート」
重量鉄骨造以上の建物→「マンション」

ケンちゃん

と定義していますね。

アパートは2階建て、マンションは3階建て以上と定義しているところもあるそうですが、木造と軽量鉄骨造が強度や耐久性の面から主に一般の住宅や小さめの店舗、2階建ての建物に使われている点からみてもまぁあれですね、同じようなものですね。

トリコネ君

なるほろにゃ。よくわかったにゃ。

ところでケンちゃんさんは建設会社勤務と聞いたけど、

建設会社と建築会社って何が違うにゃ?

ケンちゃん
それはですね…

pochi
はーい、だいぶ時間オーバーしてるのでその件についてはまた日を改めてお話ししましょう。

トリコネ君
デジャブだにゃ…
*ここで話している内容はあくまでも個人の見解であり、その真偽を確定するものではありません。「あくまでも伝聞」という姿勢でお楽しみいただけると幸いです。
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