第9回トリコネセミナーを開催
9/12(土)に都立大OBの方によるセミナー「BtoBクラウドサービスの世界」が行われました。
今回の講師は、IT企業にお勤めの都立大OBです。
今回も前回同様、オンラインで実施されました。
以下、セミナー内容をピックアップしてお届けいたします♪
~セミナーで伺った主なポイント~
1.BtoBクラウドサービスとは
2.なぜ今注目されているのか
3.代表的なサービスの紹介
4.まとめ
1.BtoBクラウドサービスとは
・そもそもBtoBとは?
企業が企業に対して実施する商売のこと。
・クラウドサービスとは?
インターネットを介して提供されるWEBサービス
SaaSとも呼ばれる。
逆にWordやExel、PowerPoint等ソフトをインストールして使うタイプのものはクライアントソフトと呼ばれ別の分類の物になる。
2. なぜ今注目されているのか
・高成長だから
こちらの表のとおり、ARR(年間経常利益)が大幅に伸びている。
参照:https://note.com/_funeo/n/n641b21acae76
・買い手、売り手双方に大きなメリットがあり、デメリットが薄い
買い手
メリット)サーバーレス、使いたいときだけ使える、自動アップデート
デメリット)ランニングコスト、インターネット環境が必要
⇒インターネット環境がほぼ整っている現代においてはデメリットが薄い。
売り手
メリット)サブスクリプションによって安定的なビジネスモデルを享受できる
⇒利益が積み上がりやすく、投資計画が立てやすい。
低い解約率
⇒個人の場合は一人の意思決定で購入または解約の判断を行うが、会社の場合は複数の意思決定によってその判断を行うため、解約しづらくなる。また、その会社のプラットフォームになるため、解約して新しいサービスにするとなると操作方法などを一から使用者全員が習得しなければいけなくなり、コストが多くかかってしまうので、解約しづらい。
デメリット)投資が必要
⇒インフラ整備、初期開発、積みあがるまでは利益が薄い。
永続的に解約リスクがある
⇒常に価値を提供し続ける必要がある。
3.代表的なサービスの紹介
外資
業務システム
Salesforce(世界NO.1CRM)、atlassian(プロジェクト管理)、Twilio(サービスに組み込むことができるタイプのSMS、音声通話)、Adobe(イラストレーター、フォトショップ)、Docusign(電子契約)、ServiceNow(IT資産管理)、Zendesk(カスタマーサポートシステム)、Workday(人事・財務管理)、Hubsupot(マーケティングオートメーション)、Okta(ログインID、パスワード管理)、Concur(経費精算)
コラボレーション
Microsoft(office365)、Google(Gsuite)、Slack、Zoom
ストレージ
BOX、Dropbox(ファイル管理)
国内
業務システム
Sansan(名刺管理)、SATORI(マーケティングオートメーション)、ベルフェイス(オンラインWeb商談システム)、イーセールスマネージャー(SFA)、SmartHR(労務管理)、リンクアンドモチベーション(社員モチベーション管理)、マネーフォワード(経費管理)、freee(経費管理)、サイボウズ(業務システムの独自構築)、弁護士ドットコム(電子契約)
コラボレーション
Chatwork、LINEWORKS、サイボウズ
などなどなど、たくさんあります。気になった方はぜひ調べてみてください!
4.まとめ
SaaSは業務を効率化する便利なサービスであり、買い手も売り手もメリットが大きいサービスである。
そして大きく成長している業界であり、たくさんの企業が参入している業界である。
参加学生のコメント
Aさん
私は就活経験がなく、”BtoBクラウドサービス”や”SaaS”という言葉も知らなかったし、具体的なサービス名もほとんどが初めて聞くものばかりでした。しかし、自分からは触れない分野だからこそ『こんなものがあるんだ!』と知る機会、興味を持つ良い機会になったと思います。
Bさん
クラウドサービス自体への理解はもちろん、それが流行している理由を知ることでIT業界の動きをも垣間見れたのではないかと思いました。クラウドサービスについてさらに詳しく知りたくなるようなセミナーでした。
いかがでしたでしょうか。卒業生の先輩の話はとても興味深いです。気になる方は一度トリコネセミナーに参加してみてはいかがでしょうか!?
料金はもちろん無料!服装自由!都立大生であれば誰でも参加できますよ。
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※コロナウイルス感染拡大防止のため、当面はオンライン開催となります。