会社と学校の両立はメリットだらけ
ー今現在、会社に勤めながら夜間に学校に通ってらっしゃいますが、メリットやデメリットはありますか?
ほとんどメリットしかないですね。学校で理論を学んで、それを企業で実践していくというように、理論と実践を同時進行で進めていけるので身につきやすいです。
あと、MBAにはいろんな業界の人が来ているので、すごく人脈が広がると思います。
どんな企業にも組織や人に関する課題はあって、誰しもが一つは働く個人として不満を持っているので、仕事柄いろんな人と共通の話ができますしね。
デメリットといえば、大学に行くために17時半には退社しないといけないこと、また、大学の課題やレポートもありますし、グループで集まってやらなくてはいけないこともあるので、時間の拘束はあります。
ただ、デメリットに比べてメリットのほうが明らかに大きいです。
ー大学で研究をしてから就職するより、一度就職してから大学に戻るという選択をしてよかったと思いますか?
そうですね。学生のうちは、理論を実際の問題に結び付けづらいと思うんです。就職して企業を知ってから学ぶことで、理論の理解もしやすいですし、応用できるようになります。
また、大学院の授業の進め方として、新しい理論を学ぶときに自分たちの企業に当てはめてグループワークをするのですが、その時自分に仕事の経験がないと話せないですね。
ー大学生の時と今を比べて、学校に対するモチベーションなどに違いはありますか?
大学生の時も勉強は好きだったので、勉強に対してのモチベーションはあまり変わらないですね。
ただ、大学生の時は学んだことをどこかに活かすということがあまりなくて、インプットしかなかったんです。それが今は、学んだことをリアルに体験できていますね。
インプットして、それをアウトプットすることができます。そういう面では大きな違いがありますね。
ー今後の目標はありますか?
大学院では、知的資産経営の効果を検証して実践に活かしていきたいという思いが強いです。そして最終的には、自身が何等かの形で知的資産経営を広めていく立場になりたいです。
あくまでも大学院を修了することがゴールではないので、大学院で学んだことを実際の現場に活かしていきたいと思っています。理論と実務の両面から知的資産経営を広めていくことが、私のミッションですね。