-ではここからは学生時代についてお伺いします。学生時代はどんなことをしていましたか?

特別なことはしていなかったですよ(笑)。ゲームばっかりしてたかな。ゼミにも入ってなかったし。趣味でフットサルやってたくらいかな。

ただバイトはめっちゃしてましたね。居酒屋とか塾講、アパレルもしたかな。一つ一つの期間が結構長くて、どのバイトも一年以上は続いてたかな。

-色々な業種のアルバイトを経験されているんですね。

社会人になったらわかるけど、アルバイトの仕事ってぶっちゃけめっちゃ過酷で、責任はないけど、精神的、体力的な辛さで言ったら仕事内容によっては、時給4千円くらい貰えないとやってられないですよね(笑)。

あとは学生時代の生活費をほぼ自分で払っていたのもあって、全然食べてなかったですね。今だからこの体格だけど、当時は今以上に痩せこけてましたもん。

おいしいものは好きだけど、食べることにあまり興味がなくてめんどくさいみたいな(笑)。今も一日中何も食べない日もあるくらいです。でも食べることって大事ですよ。

1人暮らしの大学生って食べない人多いですよね(笑)。あとは何かありますか?

それと何もしないっていうのをずっとやっていたような気がします。今のIT業界を目指したきっかけがゲームなので。当時、プレステでネットを繋いだら、いろんな人とプレイできるアドホックパーティっていうアプリがあったんです。そのアプリをやっていて、ネットワークやシステムを介して人と人とを繋げることが出来るってすごいことだし、かっこいいなと思いました。

それで研修で開発を自ら経験して、そこで上司に筋がイイからって開発に入れられて、今に至るんですけどね。

何者になるにしても準備期間が必要

何もしないをしていたことから現在に至ったと受け止めたのですが、もう少し詳しく教えてください。

大学生って、自分が何者かになれるって考えていると思うんですが、何者になるにしても急にはなれるわけなくて、結構何かになりたいと思って一つずつ何かをしていった結果、何者かになれると思うんです。

プロ野球選手とかもそうだけど、学童野球から初めて、リトルリーグ、シニアリーグとかにいってそこで公式球を触り始めて、その結果、甲子園にいって、そこでプロ野球とか強豪大学から声がかかるみたいな。

何者になるにしても、それ相応の準備期間が必要で、大学生って普通に生活していたら準備する期間って全然なくて、大学生の状態で3,4年で強い武器を作るのはすごく難しいと思います。

-自分がどういうことに興味があって、何になりたいのかをはっきり決めてそれに向かって努力することってなかなか出来ないですよね。

“何もしない”をしていたから、たまたまやりたいことが趣味からほわっとでてきた気がしますね。ただもう少し強く自分がこれやりたいな、挑戦してみたいなって思ったのは就職してからですね。もちろん仕事をしていて合ってるな、これは違うなって思うことはあります。

収入もそうだけど、お客さんにどのくらいコミットするかっていうのは、どのくらい自分の美的感覚を貫けるか、かっこいいなと思えるかだと考えています。それに対して、今の環境では実現できないと感じたり、仕事の内容が合っていないと思うのであれば、もっと上を目指すべきだと思いますね。

-では次に、学生時代にこれは失敗だったなと思うことを教えてください。

僕は就職活動うまくいかなかったから一回休学してるんですよね。あれは失敗だったかな。もっと早く社会人になっとけばよかったかなって思います。

-そろそろ気になるところを伺います。インターンシップは積極的にすべきだとお考えですか?

行ったほうがいいですよ。僕は何もしなかったから今の仕事をやっていると思うし、それでもいいんだけどもっと社会のことを早く知る分にはいいと思いますね。

会社の新卒と話していると、多数は学生時代にベンチャー企業などでインターンをしていて、その話を聞いているとめっちゃ面白そうだもん。社会人になったから思うんだろうけど、インターンめっちゃ面白そうですよね。

-確かに今、色々な業界や業種のインターンシップがありますよね。

僕がインターンを面白そうだなって感じるのって、僕の周りの新卒の子たちが楽しくインターンをやっていたからかなと思うんですよね。

目の前にあるものを純粋に楽しめている人が多くて。やってみたら意外と面白いと思うこともあるから、とりあえずなんでもやってみるのはいいことだと思います。

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