[第10回]社会人になってから出会うドキュメント

B!

第10回トリコネセミナーを開催

トリコネセミナーとは
”トリコネセミナー”とは、都立大のOBOGが現役学生向けに実施しているトリコネ主催のセミナーです。
テーマは毎回講師によって異なります。
卒業生の先輩講師一人ひとりが、学生のためになると思った内容をお話してくれます。

11/14(土)に都立大OBの方によるセミナー「社会人になってから出会うドキュメント」が行われました。

今回の講師は、社会人歴10年の都立大OBです。

今回も前回同様、オンラインで実施されました。

以下、セミナー内容をピックアップしてお届けいたします♪

~セミナーで伺った主なポイント~

1.取引先と交わすドキュメントの種類

2.それぞれのドキュメント意味

3.まとめ

1.取引先と交わすドキュメントの種類

商材や業界にもよりますが、基本的に以下の流れになります。

見積書⇒発注書⇒納品書⇒受領書(検収書)⇒請求書

学生にあまりなじみがなく、なんのことやらわからない書類がたくさんあると思いますが、例を交えながら一つ一つ解説していきます!

2. それぞれのドキュメントの意味

今回の登場人物は二人!

メーカーAの営業担当
メーカーAの営業担当です。
本日はパソコンを売りたいと思います!

商社Bの機材担当
商社Bの機材担当です。
本日はパソコンを買いたいと思います。
ではさっそく商談の始まりです!

メーカーAの営業担当
弊社で新しいパソコンの開発に成功しました!
ぜひ御社で導入いただけないでしょうか!!?
機能満点ですよ!!

商社Bの機材担当
弊社もちょうど新しいパソコンを導入しようと思っていたんです。
でも、きっとお高いんでしょ~?
見積書作っていただけますか?

メーカーAの営業担当
いえいえそんなことないですよ!
お安くしときます♪
こちら見積書になります!

見積書

販売する側が、購入する側に渡す書類。
正式な契約の前にどれくらいの金額になるか、前提条件はどのようなものなのか、といったことを提示する書類。見積には有効期限等が記載されている。

商社Bの機材担当
なるほどこれくらいなんですね!
ぜひ購入したいです。
発注書書きますね~

発注書

購入する側が、販売する側に渡す書類。
購入する側が正式に注文を出す時に渡す。購入側の負担を考え、販売する側が発注書ひな形を作成し、購入する側に渡す場合も多い。

メーカーAの営業担当
ありがとうございます!
すぐにお届けしますね♪
少々お待ちください!

商社Bの機材担当
はーい。待ってまーす。

メーカーAの営業担当
お待たせしました!
こちらご注文の品でございます!
納品書添付させていただきますね!

納品書

販売する側が、購入する側に渡す書類。
納品時に渡す納品物等を記載した書類。確かに購入する側に渡ったことを示す重要な書類である。

商社Bの機材担当
はい!確かにパソコン受け取りました。
受領書お渡ししますね。

受領書

購入する側が、販売する側に渡す書類。
確かに商品を受け取ったことを、購入する側から証明する書類。

商社Bの機材担当
受け取って使ってみましたが、
正常にパソコンが動作することを確認しました!
検収書お渡ししますね。

検収書

購入する側が、販売する側に渡す書類。
商品の品質に問題がないことを示す。この書類を販売する側に渡して初めて納入が完全に完了したことになる。

メーカーAの営業担当
ありがとうございます!
こちら請求書になります!
今後とも弊社をよろしくお願いいたします!

請求書

販売する側が、購入する側に渡す書類。
商品の請求金額や支払い先などを明記した書類。
購入する側は、これを渡されて料金を支払い,取引が完了する。

コンサルティングなど無形商材の場合は検収書がなかったり、一部商材や業界ごとに違うこともありますが、基本的な流れはこのようになります!
めんどくせぇーーー
と思ったあなた。正解です。めんどくさいんです(笑)
しかし、トラブルを防ぐためにも大切なことなんです。
ちなみに営業職を希望していないそこの学生のあなた!仮に開発職になったとしても、例えばシステム開発であれば、「要件定義書」「基本設計書」「詳細設計書」「テスト仕様書」等,さまざまなドキュメントと向き合う必要がありますので、ドキュメントを恐れず、自ら作れるように力を磨いていただけたら幸いです。

3.まとめ

  • 会社間の取引には見積書⇒発注書⇒納品書⇒受領書(検収書)⇒請求書がやりとりされる。
  • トラブルを未然に防いだり、責任関係を明確にするためには、一つ一つのドキュメントが大事

いかがでしたでしょうか。卒業生の先輩の話はとても興味深いです。気になる方は一度トリコネセミナーに参加してみてはいかがでしょうか!?

料金はもちろん無料!服装自由!都立大生であれば誰でも参加できますよ。

お申込みはこちら

※コロナウイルス感染拡大防止のため、当面はオンライン開催となります。

 

最新の記事はこちらから