買い切り方式、出版業界に波紋

・アマゾンジャパンが出版社から本や雑誌を直接購入し、売れ残っても返品しない「買い切り」方式を年内にも試験導入すると発表。
・売れ残った本は出版社と協議して値下げ販売なども検討する予定。長年守られてきた再販制度が形だけのものになる可能性がでてきた。

(平成31年3月18日毎日新聞より)

トリコネ君
再販制度って何にゃ?

pochi
どの書店でも出版社が決めた定価で販売することを義務づける制度なんだな。通常独占禁止法で禁止されているけど書籍やCD等の著作物は例外的に認められているんだな。

トリコネ君
にゃるほど、たしかに漫画とかは本の背表紙自体に金額が印刷されていてどこの本屋行っても同じ価格だにゃ。

pochi
ちなみに、従来の方式だと書店は一定の期間内であれば売れ残った本を取次会社を通じて出版社に返品できるんだな。書店にとっては売れなくても損失にならないんだな。

トリコネ君
だから小さな本屋でも多くの本を取りそろえれるんだにゃ。
でもなんでアマゾンは返品しない買い切り方式にするんだにゃ?そっちの方がリスクがありそうにゃ。

pochi
従来は取次会社が出版社→各書店への本の卸売、各書店→出版社への返品の管理等重要な役割を担っていたけど、「買い切り」方式はこの取次会社を絡ませない分通常より多くの利益をとれるんだな。
アマゾンとしては出版社にとって長年の課題だった返品率の高さの解決という大義名分も掲げているんだな。

トリコネ君
返品率ってそんな高いにゃ?

pochi
2018年の書籍返品率は36.3%なんだな。10冊に3~4冊は返品されて廃棄(一部再利用)されるんだな。
もったいないんだな。

pochi
ただ、買い切り制度が浸透しちゃうとどの書店も売れる本しか仕入れなくなって参考書や専門書等のコアな人に需要のあるものが置かれなくなってしまったり、需要と供給の観点から再販制度の時よりも高くなる(例:ワ○ピ―スは人気なので1冊1,000円になる)危険性もあるんだな。

トリコネ君
うーん、どっちがいいのか難しいにゃ。
いずれにせよアマゾンの買い切り方式は書店(中古本屋含む)や取次会社にとって打撃なんだなぁ。

~本日のお蔵入り~
・「カフェイン中毒者増加」(日本経済新聞)

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